URLには、動的なものと静的なものがあります。
動的URLと静的URLの見分け方はURLに「?」「&」が含まれているか含まれていないかで判断できます。
「?」「&」が含まれている方が動的URLで、パラメータ名とパラメータ値の組み合わせがシステムによって吐き出され、生成されます。
今回は、動的URLであるパラメータ付URLについて解説していきたいと思います。
例)https://www.crosswalk-seo.com/blog/?category=seo&category=google
「category=seo」「category=keyward」の部分が「変数=値」となります。
複数の値を指定する場合は「&」で「変数=値」をつないでいきます。
パラメーター付URLには「アクティブパラメータ」と「パッシブパラメータ」2種類あります。
アクティブパラメータは指定した値によって、コンテンツの内容が変化するので、ECサイトやブログなどでよく見られます。
コンテンツの内容は変化しません。Goolgeアナリティクスのwebトラッキング用パラメータがこれにあたります。
パラメータURLについてもう少し整理していきましょう。
パラメータはどんな時につくのかというと・・・・
内容の並び替えなど、異なるページをパラメータによって管理している時
パラメータを付けて、どこから訪問されたかを簡易的に調べたい時
①②ともに、他ページの内容と重複コンテンツになっていなければ、インデックスされても問題ありませんが、問題なのは他ページと重複コンテンツになってしまうことや被リンクパワーの分散などです。
その場合は、次の対処法をとっていただくのがベストです。
同じ商品を色やサイズによって、異なるパラメータURLで管理されている場合、rel=”canonical”を設置することで、クローラーにどのページを優先的にクロールしてほしいか、重複コンテンツであるかを伝えることができます。
そのため、rel=”canonical”に記載するURLは、売れ筋の色やサイズのURLを設置するのがよいでしょう。
<head>~</head>に設置してください。
<link rel=”canonical” href=”優先させたいURL” />
アクセスできるパラメータURLであれば、サーチコンソールを使ってクロールを制御することができます。
①クロールを制御したいパラメータURLの横の[編集]ボタンをクリック
②そのペラメータURLがパッシブなのか、アクティブなのかを[はい][いいえ]で選択し、どのようにクロールするかを設定していきます。
③下記のいずれかの設定を選択します。
こちらの設定を誤ると必要なページまでクロールされなくなってしまう場合がありますので、十分に気を付けて設定を行ってください。
パラメータ付URLはURL自体が長く、複雑な場合が多いため、以前はクロールやインデックスがされにくく、SEO上では不利だと言われていました。
しかし、最近では検索エンジンの処理能力も向上し、そこまで大差はなくなってきています。
かと言って、なんでもいい訳ではありません。
複雑すぎないわかりやすいパラメータにすることによって、検索エンジンやユーザーにパラメータの意味を理解してもらいやすくなりますので、その点では工夫が必要かもしれません。
また、パラメータの数が多ければ多いほど、重複コンテンツを大量に生み出してしまう可能性が高くなりますので、こちらも注意が必要です。